スーツケースから現金7.5億円、麻薬がらみか パナマ空港
(CNN) 中米パナマの当局は16日までに、同国の空港にあったスーツケース8個の中から約720万米ドル(約7億5000万円)の現金が見つかったと明らかにした。現金はスーツケースの秘密の仕切りの部分に隠されていたという。現金のほとんどは100米ドル札だった。
捜査員によれば、スーツケースは中米ホンジュラスからの航空便の荷物から見つかった。スーツケースは地元犯罪組織のために移送されてきたとみられているが、どの組織に向けたものかは分かっていないという。
今回の件で、同地域における麻薬取引の影響力の大きさが浮き彫りとなった。
ホンジュラスの捜査員が、同国首都のトンコンティン国際空港で、どのようにしてスーツケースが空港内に持ち込まれたのか、調査を行っている。
ホンジュラスのCNNの系列局によれば、調査が進むなかで、職員十数人が停職処分になったという。
パナマ警察によれば、押収された金額はここ数年で過去最高の水準。事件に関連して、ホンジュラス人3人をパナマ・トクメン国際空港で逮捕したという。