対テロ作戦で7人死亡 五輪控え警戒強めるロシア
(CNN) ロシア南部のダゲスタン共和国で15日、治安部隊と武装集団の銃撃戦があり、武装集団のメンバー4人と治安部隊の3人が死亡した。テロ対策当局の話として国営RIAノーボスチ通信が伝えた。
テロ対策当局によると、銃撃戦はダゲスタン共和国の民家で対テロ作戦を実行中に起きた。治安部隊では少なくとも5人の負傷者も出ているという。
ロシアはソチ冬季五輪の開幕を2月に控え、テロ警戒を強めている。12月には南部のボルゴグラードで30人以上の犠牲者を出す連続爆弾テロが発生。五輪開幕を前に、治安面の不安が高まっていた。
ボルゴグラードの事件について犯行声明は出されていないが、チェチェン独立を目指す勢力の犯行を疑う声もある。同勢力の活動は隣国のダゲスタン共和国などにまで広がっていた。