世界の殺人発生率、最も高い国はホンジュラス 国連
(CNN) 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は12日までに、世界各国の殺人事件の発生率などに関する報告書を発表した。
報告書によると、殺人事件の発生率が最も高い国は中米ホンジュラス。同国では2012年に10万人当たり90.4件の殺人事件が起きた。2011年に発表された前回の報告書でも同国の発生率が最も高かった。
南北米大陸での殺人事件の発生率は1950年代半ば以降、欧州やアジアの5~8倍の水準で推移している。これについて報告書は「政治や犯罪が絡んだ暴力が数十年続いた結果」としている。
報告書によると、2012年に全世界で殺人事件の犠牲者となった人は約43万7000人。凶器の種類では火器が41%、刃物などの鋭利な物体が24%を占めた。
UNODCが発表した殺人事件の発生率が高い上位10カ国は以下の通り。
1.ホンジュラス:90.4件(10万人当たり)
2.ベネズエラ:53.7件
3.ベリーズ:44.7件
4.エルサルバドル:41.2件
5.グアテマラ:39.9件
6.ジャマイカ:39.3件
7.スワジランド:33.8件
8.セントクリストファー・ネイビス:33.6件
9.南アフリカ:31.0件
10.コロンビア:30.8件