ベンガル湾での捜索始まる、発見情報なし マレーシア機不明
(CNN) マレーシア航空370便が消息を絶っている問題で、バングラデシュ海軍当局者は3日までに、同国南部沖のベンガル湾で機体の残骸の捜索作業を開始したと発表した。ただ、フリゲート艦2隻による作業では残骸らしき物体などはまだ見付かっていないとしている。
ベンガル湾での捜索は、オーストラリア企業「ジオレゾナンス」が先月下旬、同湾内でアルミニウム、チタンや銅などの成分を含むとみられる破片が見付かり、370便の残骸の可能性もあるとした声明を受けた措置。
バングラデシュ海軍情報担当部門の責任者はCNNに対し、捜索作業は同社提供の情報などの真偽について確証を得るまで続けられると述べた。
ジオレゾナンス社が示した情報については捜索作業を主導する豪州当局者らの間で、技術面を含めた懐疑論が根強い。一方で、インド洋南部に絞られている捜索作業ではこれまで機体残骸の発見が一切なく、同社の発表を全面否定出来る状況にもない。
この中でマレーシアのヒシャムディン運輸相代理は船舶をベンガル湾に派遣し、捜索させることを検討していると指摘。ただ、機体残骸が見付かる可能性は極めて少ないとの見方を示した。
同社の情報の真偽を見極めるには船舶を送り、確認させる手段しかないと主張した。