ナイジェリアの女子生徒拉致、居場所特定出来ず 米国防長官
(CNN) 米国のヘーゲル国防長官は23日、アフリカ中部ナイジェリアのイスラム武装勢力「ボコ・ハラム」による女子生徒の大量拉致事件で、被害者の拘束場所に関する確かな証拠はまだ得ていないことを明らかにした。
米テレビのインタビュー番組で述べた。
この事件で米国はナイジェリアの隣国チャドに軍兵士ら80人を派遣し、今年4月に拉致された200人以上の女子生徒捜索の支援業務に当たらせている。有人や無人偵察機も飛ばし、情報収集も行っている。
米国防総省当局者はCNNに対し、少女の行方に関して新たな糸口となる情報の入手は過去数日間なかったと説明。ただ、過去数週間内に女子生徒がグループに分けられ、ナイジェリア国外へ連れ去られたことを示す一定に信用出来る情報を得たことを明らかにした。
捜索作業には衛星も使っているが、居場所特定につながる画像はまだないという。