イスラエル軍、パレスチナ人150人拘束 3少年不明で
エルサレム(CNN) イスラエルの少年3人が行方不明になっている事件で、イスラエル国防軍は17日までに、3人が拉致されたと断言し、パレスチナ人150人あまりを容疑者として拘束したと発表した。
国防軍によると、拘束した中にはパレスチナのイスラム組織ハマスの指導者や関係者も含まれる。軍の報道官は「事件の背後にはハマスがいる。少年たちを取り戻すため、全力を挙げて揺さぶりをかける」と語った。
イスラエル首相府によれば、ネタニヤフ首相は16日にパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、3人の返還と犯人の逮捕に協力するよう要請した。
ネタニヤフ首相は軍が3人の捜索のためにあらゆる手段を行使することを容認している。
これに対してパレスチナ情報省は、イスラエルがパレスチナに対する侵略の一環として、ほとんど根拠のないままパレスチナ人を逮捕したと非難。ハマスの広報も、ネタニヤフ首相の主張は事実無根だと反発している。
行方不明になっているのは16歳~19歳の少年3人で、12日~13日に、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地で目撃されたのを最後に消息を絶った。