シリアからイスラエルに越境攻撃、少年1人が死亡
(CNN) イスラエル軍によると、内戦の続くシリアから22日、イスラエル側へ越境攻撃があり、イスラエル民間人の15歳の少年が死亡した。
軍は「イスラエル人を意図的に狙った攻撃」と断定し、報復としてシリア軍の拠点を攻撃した。
シリア内戦との関連は不明だが、イスラエル北東部の境界付近ではこれまでも戦闘の流れ弾などによる被害が発生している。
一方、イスラエル南西部では同日、パレスチナ自治区ガザとの境界付近にロケット弾2発が撃ち込まれ、イスラエル軍は「境界のフェンスを乗り越えて侵入したとみられるテロリスト1人を逮捕した」と発表した。軍は報復として、ガザのテロ拠点4カ所を攻撃したという。
またパレスチナの病院関係者らによると、イスラエル軍はこの日、自治区ヨルダン川西岸ラマラとナブルス難民キャンプでそれぞれパレスチナ人男性1人を射殺した。ラマラの男性は30歳。ナブルスの男性は27歳の精神病患者で、朝の祈りに向かう途中、脚と胸部、頭部を撃たれて死亡したとされる。
イスラエルは現在、西岸地区で誘拐された少年3人の捜索作戦を展開中。ナブルスの男性については「接近を制止しようと注意し、威嚇射撃で警告したが従わなかったため射殺した」と説明している。