イラクのクルド人指導者、「独立のチャンス」を主張
イラクの現状はマリキ首相の責任かとの質問には、「その通り。同首相が軍の最高司令官として権力を独占した結果、このような事態を招いたのだ」と答えた。
バルザニ氏はさらに、北部モスルがISISに制圧される数カ月前から、マリキ首相にはISISの脅威を警告していたと述べた。しかし首相は取り合わず、クルド人民兵組織による支援の申し出も拒否したという。
米国がイラクに最大300人の軍事顧問を派遣すると表明したことについては、「派遣によって力のバランスが変わるとは思えない」と語り、「この問題は軍事的な手段では解決できない、政治的な問題。まず政治力で対応すべきだ」と主張した。