イラクのクルド人指導者、「独立のチャンス」を主張

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クルド人指導者インタビュー

(CNN) イラク北部のクルド自治政府を率いるバルザニ議長は23日、CNNのクリスティアン・アマンプールとの独占インタビューで「イラクは明らかに崩壊しつつある」と述べ、クルド人独立のチャンスが到来したとの見方を示した。

バルザニ氏は、イスラム教スンニ派武装組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が北部から侵攻を続け、シーア派主導のマリキ政権を脅かしている現状について「中央政府はすべてにおいて統制力を失い、軍も警察も崩壊しようとしている」と主張。「崩壊の原因を作ったのはわれわれではない」「クルド人が自分たちで将来を決める時が来た」と語った。

イラクの少数民族クルド人は長年にわたって独立の夢を掲げ、20年以上前に自治権を獲得していたが、これまで独立国家建設に向けた闘争を宣言したことはなかった。

しかしバルザニ氏はインタビューで、「われわれが今住んでいるのは10日前、2週間前とは全く違う、新たなイラクだ」と述べ、「クルド人はこのチャンスをつかむべき」と強調。24日に予定されるケリー米国務長官との会談では、米国にクルド人独立への理解を求める構えを示した。

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