仏コルシカ島の民族主義集団、40年の独立闘争に幕

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(CNN) 地中海に浮かぶコルシカ島でフランスからの独立を求めて武力闘争を続けてきた民族主義グループが25日、武力闘争を放棄すると発表した。

このグループはコルシカ民族解放戦線(FLNC)で、40年近くにわたって武力闘争を行ってきた。CNNの系列局「フランス3」が入手したFLNCの声明文によれば、無条件で武装解除のプロセスを開始する決断を下したという。

ナポレオン1世の出身地として知られるコルシカ島は、フランスとイタリアに挟まれた地中海に浮かぶ大きな島だ。18世紀にフランスに併合された。

FLNCが発足したのは1976年。これ以降、コルシカ島ではフランス関連の施設などを標的にした爆破や強奪、襲撃といったテロ事件がしばしば発生した。97年にはFLNCによる銀行や政府機関を狙った連続爆破事件が起きている。

98年には当時の知事が暗殺される事件が発生。これを受けてフランス政府は独立運動に対する厳しい取り締まりを実施、民族主義者からの反発やFLNCのさらなる攻撃を招いた。

2003年にはFLNCの分派が武力闘争の放棄を発表。だがそれ以降もFLNCによる攻撃は、頻度は少なくなったものの続いていた。

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