ナイジェリア首都で爆発 21人死亡、17人負傷
(CNN) ナイジェリアの首都アブジャで25日、爆発事件が起き、当局によれば、21人が死亡し、17人が負傷した。犯行声明などは出ていない。
事件は午後4時ごろ、エマブ・プラザの駐車場で発生。現場には多くの人がいたという。約40台の車も被害を受けた。
周辺のビルにいたある男性は「大きな恐ろしい音がした。オフィスの窓からは、濃い黒い煙が空を覆っているのが見えた。爆発による炎が燃え上がっているのも見えた」と語った。
別の男性によれば、爆発の衝撃は大きく「窓やドアが震えた」という。
警察当局は首都周辺の警戒を強化する一方で、市民に対して、爆発が起きた場合には、2発目に巻き込まれるのを避けるため、現場に近づかないよう呼びかけている。
ナイジェリアでは北部でイスラム武装勢力ボコ・ハラムによるとみられる襲撃事件が相次いでいる。ボコ・ハラムはナイジェリア全土でシャリア(イスラム法)に基づく統治を行うことを目指していいる。
北東部ボルノ州では、ボコ・ハラムとみられる集団が村を襲い、男性30人を殺害し子どもを含む女性60人を拉致する事件が起きたばかりだ。