武装勢力がウクライナ軍のヘリを撃墜、搭乗の9人死亡か
キエフ(CNN) ウクライナのテロ対策部隊報道官は、東部スラビャンスク近郊で24日午後、軍のヘリコプターが武装勢力に撃墜されたと語った。乗っていた9人は全員が死亡したとみられている。
報道官によれば、武装集団は携帯式防空システムからミサイルを発射してヘリコプターを撃墜し、近くの村に逃げ込んだという。
ウクライナのポロシェンコ大統領は20日に親ロシア派勢力との停戦を宣言し、軍は攻撃を受けた場合にのみ反撃すると言明していた。武装勢力に対しては、停戦期限が切れる27日までに武器を捨てるよう促し、ロシアのプーチン大統領もこの停戦を歓迎していた。
ロシア国営タス通信によれば、プーチン大統領は24日、ウクライナでのロシアによる武力行使を認めた3月1日の決議を無効とするよう上院に求めたと伝えた。同決議はロシアによるクリミア半島の編入を前に採択されていた。