ボコ・ハラムの襲撃で66人死亡、1万5000人が避難
ナイジェリア北部カノ(CNN) ナイジェリアの国家緊急事態管理局(NEMA)によると、同国北東部の町ダンボアがイスラム武装勢力「ボコ・ハラム」に襲撃され、住民66人が死亡、1万5000人余りが避難した。
住民らによると、爆弾や銃で武装した集団が17日夕方に町を襲い、20日まで攻撃を続けた。地元当局の報道官は「17日から18日にかけ、町内で46人が命を奪われた。武装集団は近くの村へ逃げた人々を追跡して、さらに20人を殺害した」と述べた。
人影の消えた町には、ボコ・ハラムの支配を示す黒い旗が掲げられた。
ナイジェリア国防省の報道官は「国土の一部たりともテロ集団に渡すつもりはない」と宣言し、武装勢力の鎮圧を誓った。
ダンボアでは今月4日、軍基地と警察署がボコ・ハラムに襲われ、兵士6人と警官5人が死亡した。この時ボコ・ハラム側の死者も50人に上ったことから、報復のために戻ってきた可能性がある。
ある住民は「兵士も警官も引き揚げた後だったので、防御しようがなかった」と話した。