イスラエルとハマスの犠牲者600人 米国は人道支援を表明
ガザ市(CNN) イスラエル軍とガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの衝突による死者は21日、双方でさらに増加した。米国はエジプトが仲介する停戦交渉を後押しするとともに、ガザに人道支援を提供すると表明した。
ガザの保健当局によると、イスラエル軍の攻撃が本格化してから21日までに死亡したパレスチナ人の数は約573人に上った。
21日にはガザ中心部の病院が砲撃を受け、患者1人と親族4人が死亡したという。これについてイスラエルのリブニ法相はCNNとのインタビューで、事実関係を調べていると述べた。
イスラエル軍は初期調査の結果として「砲撃の標的は、病院のすぐ近くに保管されていた複数のミサイルだった」との見方を示し、「市街地にテロ拠点を紛れ込ませるハマスの作戦が民間の犠牲を招いている」と非難した。
一方イスラエル軍は、21日に兵士7人が死亡し、うち4人はイスラエル領内に侵入したハマス戦闘員に殺害されたと発表した。