エボラ出血熱、過去最悪の事態に ガーナで対策会合
(CNN) 西アフリカでエボラ出血熱の流行が拡大している問題で、アフリカ諸国の保健相や専門家がガーナの首都アクラで会合を開き、流行を食い止める方策について話し合っている。
世界保健機関(WHO)によると、6月30日までにギニア、シエラレオネ、リベリアの3カ国で759人の感染が確認され、うち467人が死亡した。WHOは「感染者と死者の数も、地域的な広がりも最大規模」になっていると指摘、流行を食い止めるためには「思い切った行動」が必要だと訴えている。
会合は2日間の日程で開かれ、アフリカ11カ国の保健相やWHOの専門家のほか、エボラ出血熱の元患者や航空会社、鉱山開発会社などの関係者も出席した。
流行に歯止めがかかる兆しはなく、6月25~30日の間だけでも3カ国で新たに22人の感染が確認され、うち14人が死亡した。
専門家によると、西アフリカでエボラ出血熱がこれほどの規模で流行したのは初めて。流行が首都で広がり、3カ国に及んだのも初めてだという。