エボラ出血熱の未承認薬、週内にもリベリアに供給へ
ZMappはさらに、リベリアでエボラに感染してスペインへ帰国した神父にも投与された。スペイン保健省は9日、薬がジュネーブからマドリードへ送られたと発表した。神父は同市内の病院の特別隔離病棟で治療を受けているという。
ZMappによる治療を巡っては、未承認の実験的な薬を患者に使うことの是非や、現地で多数の感染者が出る中で外国人3人だけが投与を受けた経緯などが議論の対象になっている。
世界保健機関(WHO)は11日、こうした問題を討議するため、医学倫理の専門家や科学者、流行国の市民らによるテレビ会議を開催している。