エボラ出血熱、死者932人に リベリアが非常事態宣言
(CNN) 世界保健機関(WHO)は6日、エボラ出血熱による死者が932人に達したと発表した。患者が集中している西アフリカの3カ国に加えてナイジェリアでも看護師が死亡し、サウジアラビアでも同日死亡した男性がエボラウイルスに感染していた疑いが浮上。リベリアではスペイン人牧師の感染が確認されるなど、感染拡大の不安が各国に広がっている。
リベリア情報省は6日、サーリーフ大統領が非常事態を宣言したと発表した。
WHOによると、これまでの死者は西アフリカのリベリア、シエラレオネ、ギニアに集中しており、合せて1700人以上の感染が報告されている。これにナイジェリアを合わせた4カ国で、2~4日の3日間だけで新たに108人の症例が報告されたという。
一方、サウジアラビアの保健省によると、ジェダの病院で6日に死亡した男性は、シエラレオネに出張後、ウイルス性出血熱の症状が出て4日から入院していた。