ローマ法王、25年ぶり韓国訪問
(CNN) ローマ法王フランシスコが14日、韓国のソウルに到着した。ローマ法王の韓国訪問は25年ぶり。南米やアフリカ、アジアでカトリック信者が増えている現実を反映した象徴的な訪問となる。
フランシスコ法王は18日まで5日間の日程で韓国に滞在し、青瓦台で朴槿恵(パククネ)大統領と会談するほか、旅客船セウォル号の沈没事故の犠牲者の遺族らのためにミサを開く。このミサには、第2次世界大戦中に旧日本軍によって強制的に従軍慰安婦にされた女性たちの遺族なども出席する。
また、「アジア青年の日」の記念ミサでアジアの若い信者たちと交流するほか、1791~1888年にかけて殺害された韓国人殉教者ら124人を福者に列する。最終日の18日にはソウル市内の教会で「平和と和解のミサ」を開き、南北関係の平和などを願って祈りをささげる。
韓国のカトリック信者は2005年の520万人から13年には540万人へと増えた。ただ人口に占める割合は10.4%にとどまり、仏教徒やプロテスタント信者が多数を占めている。