シリアで拘束された米国人ジャーナリスト、2年ぶり解放
(CNN) シリアで2年近く前から武装勢力に拘束されていた米国人ジャーナリスト、ピーター・テオ・カーティス氏が24日に解放された。
国連の発表によると、カーティス氏はイスラエルが占領するゴラン高原で国連平和維持部隊に引き渡され、健康診断を受けた。
米ホワイトハウスのライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は、カーティス氏は無事にシリアを離れ、まもなく家族と再会する見通しだと述べた。米政府高官によると、現在イスラエル中部のテルアビブへ向かっている。
複数の米当局者が語ったところによると、同氏の解放は民間の交渉で実現した。米政府は交渉が進んでいることを知っていたが、関与してはいなかったという。身代金が支払われたかどうかは明らかでない。
カーティス氏はジョージア州アトランタ生まれ。マサチューセッツ大学で比較文学の博士号を取得し、フランス語とアラビア語が得意。ドイツ語やロシア語も話すという。