ウクライナ大統領が議会を解散 露大統領と会談の可能性も
キエフ(CNN) ウクライナのポロシェンコ大統領は25日、最高会議(議会)を解散したと発表した。
大統領がツイッター上で発表したところによると、10月26日に総選挙を実施する。
一方、ロシアのラブロフ外相は同日の記者会見で、「ロシアはウクライナ国家の統一につながる形で危機解決に参加する用意がある」と発言。プーチン大統領がベラルーシで開かれる貿易関連の首脳会合に合わせ、ポロシェンコ大統領と直接会談する可能性があることを認めた。
ラブロフ外相はまた、ロシアから今週、ウクライナ東部へ人道支援物資を送る計画があることを明らかにした。ウクライナ外務省にはすでに通知したという。
ロシアは先週も、ウクライナ東部の親ロシア派拠点に人道物資を届けるためとしてトラックの車列を送り込み、ウクライナ政府や欧米諸国から「国境侵犯」との批判を浴びていた。
米国務省のサキ報道官は2度目の車列派遣について「ウクライナからはっきりとした承認を得ない限り、事態をかえって悪化させる恐れがある」と懸念を示した。