シリア政権、「米国の支援受ける用意」 過激派との戦闘で
(CNN) シリアのムアレム外相は25日、米国などの軍事支援を受け入れ、国連と連携して「テロリスト」と戦う用意があると表明した。
これに先立ちシリアとイラクで勢力を広げるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」は24日、シリア北東部ラッカ県の要衝となっていたタブカ空軍基地を占拠し、実質的に同県全域を制圧した。
シリア国営テレビは、軍が同基地から退避して態勢を立て直し、同地でイスラム国との戦闘を続けていると伝えた。同基地にあった戦闘機は、イスラム国に占拠される前に別の場所に移されたという。
シリアのムアレム外相は米国などの軍事支援受け入れを表明する一方で、「対テロ作戦はシリア政府と連携して行われなければならない」と述べ、シリア政府に無断で一方的な作戦や空爆を行うことは認めない姿勢を強調した。