ISIS参加を企てた疑いで若者2人を起訴 米ミネソタ
ワシントン(CNN) 米連邦検察は25日、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の戦闘に加わる目的でシリアへの渡航を計画したとして、米ミネソタ州に住む若者2人を起訴したと発表した。
罪状によると、アブディ・ヌル被告(20)とアブドゥラ・ユセフ被告(18)は外国のテロ指定組織への物質的支援を共謀した罪に問われている。
米連邦捜査局(FBI)は今年4月、パスポートの緊急交付を申請したユセフ被告との面接に不審な点があったとする担当者の通報を受けて捜査を開始した。同被告は旅程がはっきりせず、パスポート申請にかかる手数料1500ドル(約18万円)を入手した経緯もあいまいだったうえ、面接中に落ち着かない様子がみられたという。
FBIはこれに先立ち、ヌル被告のパスポート申請についても捜査を進め、同被告のソーシャルメディアへの書き込みに「聖戦」「来世」といった言葉があることを突き止めていた。ユセフ被告がヌル被告に貸した車の中から、シリア渡航やテロ組織への参加計画を示す書類も見つかったという。