モスクで襲撃、35人死亡150人負傷 ナイジェリア
ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北部最大の都市カノの中央モスク(イスラム礼拝所)で28日、爆弾と銃によるテロが発生し、少なくとも35人が死亡、150人が負傷した。ナイジェリア国営放送NTAがカノ州警察の話として伝えた。
NTAによると、まずモスクで3度の爆発が発生した。その後、爆弾を身に付け、自動小銃を持った少なくとも3人の男がモスクにワゴン車で乗り付け、モスクから逃げる人々に向かって発砲したという。男らは群衆に取り押さえられ、その場で殺された。
爆発が発生した時、モスクには金曜礼拝のために多くの信者が集まっていた。犯行声明は出ていないが、NTAや礼拝者によると、カノではこれまでイスラム過激派「ボコ・ハラム」によるテロが相次いでいるという。
ナイジェリアの元中央銀行総裁で、現カノ首長のラミド・サヌシ師は今月はじめ、イスラム過激派に対する抵抗を呼び掛けていた。