タクシー運転手がレイプ 性犯罪で起訴歴も インド
ニューデリー(CNN) インドでスマートフォンを利用したタクシー配車サービス「ウーバー(Uber)」の運転手が女性客を強姦したとして逮捕された事件で、運転手が過去に少なくとも4件の犯罪で起訴されていたことが明らかになった。
ウーバーは米国で設立されたベンチャー企業で近年、世界各地に積極的に進出している。今回の事件では、運転手のシブ・クマル・ヤダブ容疑者が、首都ニューデリーで乗客の女性(26)を強姦したとして逮捕された。
ヤダブ容疑者の出身地であるウッタルプラデシュ州の警察幹部によれば、同容疑者は2003年から昨年にかけ、性的虐待や銃器違法所持、乱暴行為や強姦で起訴されていたという。
また、ニューデリーでも強姦罪で起訴されたことがあり、裁判が行われた11~12年の7カ月にわたって拘留されていたという。しかしこのときは無罪判決が下りている。
ニューデリーの警察によれば、タクシー運転手登録のデータではヤダブ容疑者の住所や身元は確認できなかったという。
今回の強姦事件を受けてニューデリー当局はウーバーの営業を禁止。連邦政府は各州に対し、営業許可を受けていないウェブベースのタクシーの営業を認めないよう呼びかけた。