英国のエボラ熱患者、重体に 現地から帰国の看護師
ロンドン(CNN) 西アフリカ・シエラレオネでのボランティア活動から英国へ帰還した後でエボラ出血熱の診断を受けた患者が、重体に陥っていることが分かった。
患者は英スコットランド・グラスゴー在住の看護師、ポーリーン・カファキーさん(39)で、ロンドンのロイヤル・フリー病院に入院中。英国内でエボラ熱感染が確認された初の患者となった。
同病院が3日に発表したところによると、カファキーさんの容体は1日から次第に悪化した。病院側は12月31日、カファキーさんが回復患者の血清や実験薬による治療を受けることを決断したと発表していた。
キャメロン英首相はツイッターで、カファキーさんの回復を祈っていると述べた。
ロイヤル・フリー病院は高度な隔離病棟を備えている。昨年8月には、シエラレオネでエボラ熱の診断を受けて帰国した英国人看護師がここで治療を受けた。