チェコの飲食店で銃乱射、8人死亡 容疑者自殺
(CNN) チェコ東部のウヘルスキーブロッドで24日、ランチタイムでにぎわう飲食店に男が押し入って銃を乱射し、8人を殺害した。犯人の男は自殺した。
検察によると、殺害されたのは男性7人と女性1人で、同国では過去40年で最悪の事件となった。ほかにウェイトレス1人が近くの病院に運ばれたが重体になっている。
ウヘルスキーブロッドはスロバキアとの国境に近いズリーン近郊の町。事件が起きたのは町の中心部にある飲食店だった。
内務相によると、容疑者は地元に住む60歳の男で、銃の所持を許可されていた。テロの可能性はないとしている。氏名や犯行の動機は公表されていない。
報道によれば、男は精神的に不安定で、事件の直前、テレビ局に犯行を予告する電話をしていたとの情報もある。
このテレビ局によると、同日午後0時56分ごろ男の声で電話があり、ウヘルスキーブロッドに取材班を送ってこれから起きる出来事を取材するよう告げた。事情を訪ねると、「たくさんの人にいじめられたのに当局が助けてくれなかった」と訴えたという。
電話に出た担当者は警察に通報し、男を電話口につなぎとめようとしたが、そのまま電話は切れ、数分後にウヘルスキーブロッドで銃乱射事件が発生したという。