キリスト教地区で自爆テロ、14人死亡 パキスタン

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パキスタン・カラチ(CNN) パキスタン東部ラホールにあるキリスト教系住民の居住地区で15日に自爆テロが相次ぎ、当局者によると少なくとも14人が死亡、78人が負傷した。

この事件について反政府武装勢力「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」が犯行を認める声明を出し、さらなる犯行を予告した。

CNN系列局GEOニュースが流した現場からの映像には、ゆがんだ金属や飛び散ったガラスの破片、教会施設の前に詰めかける住民たちの姿が映っている。救急車や治安要員が駆けつけ、集まった人たちに放水して解散させる場面もあった。

TTPの広報担当者は自爆テロへの関与を認め、パキスタンにイスラム教のシャリア法が導入されるまで攻撃を続けると予告した。TTPは先週、内部対立のため分裂していた主要3派の再結集を発表している。

パキスタンのシャリフ首相は犯行を強く非難する声明を出し、住民や財産を守るためにできる限りの措置を講じるよう地方自治体に指示したと発表した。

ローマ法王フランシスコも同日、事件の報に「大きな痛み」を覚えると述べ、パキスタンの平和を呼びかけた。キリスト教徒に対する迫害はあまり注目されてこなかったとも指摘、「世界が隠そうとしているキリスト教徒に対する迫害が終わり、平和が訪れるよう」祈りをささげるとした。

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