英軍、ウクライナ軍の訓練開始 米は非殺傷性の装備品供給

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ウクライナ東部では親ロシア派と政府側の間で停戦合意が発効

ウクライナ東部では親ロシア派と政府側の間で停戦合意が発効

(CNN) 英国政府は21日までに、政府軍と親ロシア派武装勢力のにらみ合いが続くウクライナ東部情勢に関連し英軍顧問によるウクライナ軍兵士の訓練などを同国内で開始したことを明らかにした。

キャメロン英首相は先月、ウクライナに対する英軍顧問の派遣と1500万ポンド相当の人道援助の追加供与を発表。ファロン英国防相はこれら支援はウクライナ政府の要請に応えたものだとし、顧問や錬成担当要員の派遣という殺傷能力とは無関係な分野での軍事援助を進める考えを示していた。

ウクライナ政府と親ロシア派は先月、東部のドネツク、ルガンスク両州を対象に停戦に合意。ただ、散発的な衝突は今なお報告されている。停戦監視に当たる欧州安保協力機構(OSCE)は18日、ドネツク空港や同州の港湾都市マリウポリの東部地区周辺で交戦の継続を確認していた。

一方、米国政府は21日までに、ウクライナに対し無人機など殺傷能力のない装備品を追加供与する方針を決めた。総額7500万ドル相当で、迫撃砲探知レーダー、無線機や医療品なども含む。

米政府当局者によると、オバマ大統領は装甲兵員輸送車20台と非装甲の兵員輸送車を最大200台送ることも承認した。米ホワイトハウスによると、新たな軍事支援についてはバイデン副大統領がウクライナのポロシェンコ大統領と電話会談した際に伝えた。

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