ソマリア首都でホテル襲撃、外交官ら6人死亡
モガディシオ(CNN) ソマリアの首都モガディシオで27日夕方、ホテルが武装勢力に襲撃され、ソマリアの外交官を含め、少なくとも6人が死亡した。その後、国際テロ組織アルカイダ系イスラム過激派組織「シャバブ」が犯行声明を出した。
襲撃は午後5時ごろに発生。目撃者によると、まずホテルの入口で自動車爆弾が爆発し、その後、武装集団がホテルに侵入して人々に発砲した。また警察によると、爆弾を身に付けた武装集団の1人がホテル内で自爆したという。
襲撃開始から数時間後、ソマリアの国営メディアは、治安部隊がホテルに入り、残りの武装集団を殺害したと報じた。
襲撃されたホテルは、大統領府に続く幹線道路沿いにあり、政治家、ジャーナリスト、ビジネスマンに人気がある。
シャバブの広報担当はCNNに対し、ホテル襲撃は自分たちの犯行であると認め、スパイや政府関係者が標的だったと述べた。
シャバブは長年、ソマリアで活動を続けており、当初はソマリア政府を打倒し、より厳格なイスラム法(シャリア)を同国に導入することを目指していたが、その後ソマリアや隣国でのテロ攻撃に重点を移している。