サウジ大使、「核兵器の製造も排除せず」
ワシントン(CNN) サウジアラビアのアルジュベール駐米大使は26日、CNNの取材に対し、イランとの間で核の均衡を保つため、サウジが核兵器の製造に踏み切る可能性も排除しないと語った。
アルジュベール大使は「私がコメントできることではないのだが」と断ったうえで、「サウジアラビアは自国の安全を守るため、必要とあればあらゆる措置を講じる」「信仰と安全保障問題の2点に関して交渉の余地はない」と言明した。
ただ、イランとの核開発を巡る協議についてオバマ政権から説明された内容については前向きに評価する姿勢を示し、「判断を下す前に詳しい状況を見極めたい」と語った。
イランが核兵器を開発する可能性については中東の各国も「懸念している」としながらも、米政権が「イランの核兵器につながる道をすべて断ち」、「非常に立ち入った査察」によって核開発を防ぐことを保証していると指摘した。
サウジアラビアは同日、同盟諸国と共に、イランとつながっていると見なしたイエメンの反政府武装勢力に対して空爆を開始している。
この紛争をサウジとイランの代理戦争とする見方が強まる中で、アルジュベール大使は、サウジが懸念しているのはイランによる他国への干渉だと力説、「イランの行為はこの地域の人々に安心感を与えるものではない」と強調した。