バス停で爆発、5人死亡 女がバッグ置き去る ナイジェリア
ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北東部ゴンベのバス停で現地時間の2日午後8時半ごろ爆発があり、目撃者などによると少なくとも5人が死亡、十数人が重傷を負った。
爆発はモーターパーク前のバス停で起きた。満員のバスの前に女がハンドバッグを置き去り、バッグの中の爆弾が爆発した。バスは125キロ離れた中部の都市ジョス行きだった。
近くの商店主は、女がジョスへ行くふりをして、乗客の乗り降りを待っていたバスの周りを歩き回り、「携帯電話で話しながら、バスを待つふりをして車体の横にバッグを置いた」と証言。「女はバス停を見渡しながら、何かを買いに行くかのような素振りで商店の方へ移動して、姿を消した。その直後にバッグが爆発してバスが炎上した」と話している。
犯行声明などは出されていない。ただゴンベなどナイジェリア北部では、イスラム過激派「ボコ・ハラム」がバス停や市場を狙った自爆テロや爆破事件を繰り返していた。
ナイジェリアでは3月下旬の大統領選で勝利した野党のムハンマド・ブハリ氏が、ボコ・ハラム撲滅を宣言している。