ケニア大学襲撃 首謀者を手配、実行犯に郡長官の息子も
ケニア東部ガリッサ(CNN) ケニア内務省は5日、東部ガリッサで起きた大学襲撃事件の首謀者を特定、指名手配した。また実行犯のうち1人は、北部マンデラ郡長官の息子だったことを明らかにした。
襲撃事件では150人近い死者が出た。隣国ソマリアを本拠とする国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」が犯行声明を出している。
首謀者とされるのはケニア人のモハメド・モハマド容疑者。CNNが内務省から入手した文書によると、同容疑者はシャバブの中で、ソマリア南西部からケニアへの越境攻撃を指揮する役割を担っている。国境近くのダダーブ難民キャンプなど、ケニア国内に広範なテロリストの人脈を持つ人物とされる。
"@CapitalFM_kenya: Sh20mn bounty for Garissa attack mastermind Gamadhere (http://t.co/5ryTu3s0DD) pic.twitter.com/BQ3JwpYznl" #OneKenya
— InteriorCNG Ministry (@InteriorKE) 2015, 4月 5
モハマド容疑者は過去数年間に起きた複数のテロで犯行を認めている。この中には、ソマリア国境付近の採石場で昨年末、非イスラム教徒の作業員少なくとも36人が殺害された事件も含まれる。