猛烈な台風4号、熱帯暴風雨に フィリピンに上陸か
(CNN) 太平洋上で発生しフィリピンへ向かって進んでいた猛烈な台風4号(メイサーク)はここ数日間で勢力を大幅に弱め、熱帯暴風雨となった。
ただ、4日には同国への接近を一段と強めており、災害対策当局は鉄砲水や土砂崩れ発生への警戒を求めると共に、遊泳、サーフィン、スキューバダイビングやボート遊びなど野外活動の禁止や避難を含む予防措置を講じるよう呼び掛けている。
フィリピンの気象観測当局によると、メイサークは同国南東部イサベラ州の沿岸部に5日朝上陸する見通し。6日までに同国を通過するとも予想している。同州の知事は国営フィリピン通信(PNA)に、上陸後の被害発生の規模は不明として住民に警戒を促した。
現地時間の4日午後5時時点での位置はアウロラ州から南西へ約322キロ離れた地点で、時速約20キロで西へ進んでいる。風速は約31メートル、最大瞬間風速は約40メートル。
猛烈な台風の勢力を持っていた際の風速は約67メートルだった。
災害対策当局者は、沿岸部のアウロラ町周辺に4日に到着する観光客によるホテル、リゾート施設や宿泊施設の利用はほぼ不可能になると警告している。