南アフリカで外国人への暴力事件広がる、8500人避難
こうした暴力事件を受けて同国のズマ大統領は、政府が懸案の社会問題や経済問題に取り組んでいる点を指摘。移民については、同国経済に貢献していると強調し、「さまざまな犯罪で逮捕される外国人がいる一方で、この国の外国人全てが犯罪に関わっていると見るのは間違いであり誤解を招く」と述べた。
暴力が各地に広がる中、恐怖を感じた移民の間では避難の動きが始まっている。同国を拠点とする救援組織「ギフト・オブ・ザ・ギバーズ」によると、この1週間で、約8500人が仮設の避難センターや警察署に身を寄せたという。