北朝鮮、バゲット作りの海外研修 食糧難変わらず

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CNN) 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙「朝鮮新報」は28日までに、北朝鮮内の工場が「バゲット」「サツマイモのケーキ」を含む食品の品質向上を図るため従業員を海外に派遣し、技術を学ばせていると伝えた。

この試みが成果をもたらしているのかは不明。

北朝鮮当局は過去にも料理技術の改善を図るため人材を海外に送ったことがある。昨年4月にはチーズ製造技術を習得させるためフランス東部の学校へ人員を派遣したが、入学を断られていた。

フランスのAFP通信によると、同校の幹部は「北朝鮮と提携関係を築くのは我々の優先事項や戦略と合致しない」と述べていた。

北朝鮮の朝鮮中央通信は今年1月、最高指導者の金正恩(キムジョンウン)第1書記が国内の食品製造工場を視察した際、「ガム」の生産を求めたと報じていた。

北朝鮮内の食糧事情は不安定な状態が続いているとされる。世界食糧計画(WFP)は昨年9月、食糧供給はひっ迫しており、住民らへの配給量は過去3年で最低水準に落ち込んだと報告していた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「朝鮮半島情勢」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]