ナイジェリア軍、さらに人質160人救出 過激派が拉致
ナイジェリア北部カノ(CNN) ナイジェリア国軍は4月30日、イスラム過激派「ボコ・ハラム」の拠点からさらに女性60人と子ども100人を救出したと発表した。
軍の広報官によれば、救出作戦で人質の女性と兵士の1人ずつが死亡した。
広報官は「誘拐されていた人のなかには心の傷を負ったり洗脳されたりした人も多い」と述べた。
28日には同じ北東部のサンビサ森林地帯で293人が救出されている。ただし、昨年4月に北東部の村チボックの学校から拉致された女子生徒たちではないという。
今回の作戦で救出されたなかに、チボックの女子生徒が含まれるかどうかは明らかになっていない。
広報官は「なかには精神的に混乱し、心の傷のせいで実際とは異なる情報を述べる人もいる。だから彼女たちの出身地がどことは(現時点では)言えない」と述べた。
広報官によればまだ救出作戦は続いており、最終的な人数が何人になるかは分からないという。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによれば昨年以降、ボコ・ハラムによって誘拐された女性や少女は2000人以上に上る。