がれきの下から男性を82時間後に救出 ネパール地震
カトマンズ(CNN) ネパールで25日に発生した地震で、がれきの中に取り残されていた男性が82時間ぶりに救助された。
専門家によれば、地震発生から72時間を過ぎて負傷者が生還するのは非常に珍しい。
救助されたのはリシ・カナルさん(27)。ネパール当局によれば、カトマンズ郊外のがれきの下にいるのをフランスの救助隊が28日正午ごろに発見した。フランスの救助隊は生存者を発見する特殊装置を使っていたという。
だが、フランスの救助隊と地元警察がカナルさんを掘り出すには、さらに10時間程度を要した。
警察が撮影したビデオでは、救助隊がコンクリートにドリルで穴を開け、カナルさんを引っぱり出す様子が捉えられている。カナルさんはストレッチャーに乗せられ、外に運び出された。
カナルさんは足を骨折しており手術を受けた。治療にあたった医師はロイター通信に対し「生き延びられたのはまさに意志の力のおかげだろう」と語っている。