ネパール地震の死者7803人、カトマンズに日常戻り始める

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上空から見た地震被害 ネパール

カトマンズ(CNN) 地震の発生から2週間近くがたったネパールの首都カトマンズ。同地では、仏教やヒンズー教の服喪期間が終わり、通常の生活が徐々に戻ってきつつある。地震による死者数は7803人。当局が初めて明らかにした行方不明者の推計は403人で、うち113人が外国人だという。その多くは、カトマンズの北にあるトレッキングで人気のランタン渓谷にいたという。

カトマンズ市内最大の緑地「トゥンディケル」には、中国政府の支援物資である青いテントが並び、家をなくした多くの世帯が生活している。

サムスン電子が支援している大型テントには大きなフラットスクリーンが設置され、集まった人々がネパール映画を見ていた。別のテントでは、日本の援助隊が診療活動を行っている。

避難民のなかには、当面はこの広場にとどまると語る人もいた。まだ余震は続いており、被害を受けた自宅には危険で帰れないというのだ。

ネパールでは地震により、全国の住宅の10%以上が倒壊もしくは被害を受けたという。カトマンズの中心部では多くの商店が地震後初めて店を開き、ひどい交通渋滞も戻ってきている。犠牲者のための募金箱が町中に置かれている。

通常ならばこの時期、カトマンズの町は外国からの旅行客であふれている。だが地震後、多くの外国人は去った。歴史ある寺院や旧王宮が並んでいたダルバール広場からも観光客の姿は消え、地震の被害を確認するため訪れた地元の人々の姿が目につく。

ネパール政府は世界34カ国の救助隊に対しすでに撤収を求めており、生存者の支援と生活再建に向けて動き出している。

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