米国防長官、中国に南シナ海埋め立て作業の即時中止を要求
南シナ海で埋め立て作業を実施するのは中国だけではない。しかし、カーター長官は中国の行動を意識した批判を展開。「ある国の動きは他国より進み、それに速い。中国だ」と名指しした。
中国は既に、約8平方キロ以上を埋め立てたとし、領有権を唱える他国の分を全て合わせた以上の範囲になっているなどと強調。中国のこれらの作業は過去1年半の間に実行されたとした。
その上で、領有権論争の全ての当事国が埋め立て作業を即座に終え、既存の施設の軍事化の中止を求めた。
米中央情報局(CIA)のマイケル・モレル元副長官は最近、CNNの取材に応じ、南シナ海情勢をめぐる米中間の対立に関連し、両国が将来のある時期に戦争状態に突入する危険性を間違いなく抱えていると指摘していた。