イラン核協議、最終合意が成立 イスラエルなどは反発
イスラエルのホトベリ外務次官はツイッターで「この合意は、欧米がイラン率いる悪の枢軸に屈した歴史的な降伏だ」と批判。「イスラエルは合意の承認を全力で阻止する」と表明した。
イラン側でも、米国との交渉に懐疑的な保守強硬派の反発が予想される。これに対抗するためには、同国の最高指導者ハメネイ師からの明確な支持が必要となる。
イラン核協議は、イラン大統領選で改革派のロハニ大統領が当選した2013年から始まった。同年11月に「合同行動計画」と呼ばれる暫定合意が成立。さらに3カ月後には、最終合意へ向けた枠組みで合意した。
核問題の包括的な解決を目指す今回の交渉は当初、期限が6月30日に設定されていたが、延長を繰り返した末、13日までとなった。しかし同日深夜になっても、禁輸解除などで意見の対立が続いていた。