イラン核協議、最終合意が成立 イスラエルなどは反発
ウィーン(CNN) イランと欧米など6カ国がウィーン開いていた核協議で14日、最終合意が成立した。
当局者らによれば、イランと欧米側は同日、最後の会合を開催。続いてイランと欧州連合(EU)が合意についての正式な声明を発表する。
イランの核開発を制限し、これと引き換えに国連安全保障理事会決議に基づく同国への武器禁輸措置を解除するという内容。14日の時点で詳細な内容などは明らかになっていない。
合意成立の知らせに続き、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は、イランの核開発計画をめぐる疑惑の解明に向け、イラン政府との行程表に署名したと発表した。
イランによる核開発問題の解決は、オバマ米大統領が外交政策の焦点として力を入れてきた。イランと欧米の関係を再構築する意味を持ち、中東全体に影響を及ぼす歴史的な合意といえる。
だがこれに対し、米国の野党・共和党やイランの敵対国イスラエルは強く反発するとみられる。