小型機が墜落、ビンラディン容疑者の親族3人死亡 英
ロンドン(CNN) 英南部で7月31日、小型機が墜落し、搭乗していた操縦士ら4人が死亡した。警察によると、この中には国際テロ組織アルカイダの指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者の親族3人が含まれていた。
小型機はロンドン西郊、ハンプシャー州のブラックブッシュ飛行場にある車のオークション会場に墜落した。地上に負傷者はいなかったという。
州警察によると、死亡した親族は「小型機所有者の母と姉、義理の兄弟」の3人。休暇で英国を訪れていたという。名前は公表されていない。
サウジアラビア出身のビンラディン容疑者は2011年5月、パキスタンで米軍の急襲作戦により死亡した。実業家だった父親には数十人の子どもがいて、一族は世界各地に分散している。
英航空事故調査局(AAIB)は31日、調査チームを派遣したと述べたが、詳細は明かさなかった。チームは8月1日も現場にとどまって調査を続けた。
国営サウジ通信は小型機の搭乗者の身元を報道していない。機体は同国登録のエンブラエル製フェノム300型機だったと伝えた。
駐英サウジ大使はツイッターで弔意を示したが、やはり犠牲者の身元には言及しなかった。