窓や座席の一部も発見 不明マレーシア機捜索
(CNN) マレーシア運輸省は6日、昨年3月に消息を絶ったマレーシア航空370便の残骸が発見されたインド洋の仏領レユニオン島で、新たに航空機の窓の部品などが見つかったと発表した。
新たに見つかったのは窓や座席のクッション、アルミニウムの部品で、先月末に見つかった同機の翼の一部と同様、国際専門家チームが同機のものかどうか調査を進めるという。
370便の捜索を主導してきたオーストラリア政府はマレーシア当局の発表前、多数の物品が警察に提出されているものの同機の残骸とみられるものはないとの声明を出していた。
マレーシアのナジブ首相は先ごろ、7月末にレユニオン島で見つかった残骸が370便の「フラッペロン」と呼ばれる翼の一部だと確認されたと発表。マレーシア航空も、フランス、マレーシア、中国、オーストラリアが共同して確認を行ったと述べた。
だが捜査関係筋がCNNに語ったところでは、フランスと米国の専門家はこれまでのところ、フラッペロンがMH370便のものと断定するに足る材料を見つけていないという。
ナジブ首相の発表後にフランス当局者がさらなる確認が必要だと発言したことから、不明者の家族らは当局の確認作業の確かさに不満を漏らす事態となっていた。