NATO兵士2人が撃たれ死亡、襲撃犯も射殺 アフガン南部
カブール(CNN) アフガニスタン南部にある軍の施設で26日、同国の支援任務に就いていた北大西洋条約機構(NATO)の兵士2人が銃撃を受け死亡した。
アフガン治安部隊への訓練などを統括するNATOの「確固たる支援任務(RSM)」が声明で発表したところによると、銃撃があったのは同国ヘルマンド州にあるアフガン治安部隊の施設。攻撃を受けたNATO兵士らは応戦し、発砲してきた相手を殺害したという。
襲撃者らはアフガン治安部隊の軍服を身に着けていたが、実際に同部隊の兵士だったのかは不明だ。NATOとアフガニスタンの当局者は、死亡したNATO兵士の身元を明らかにしていない。
RSMは昨年末にアフガニスタンでの戦闘任務を終了した部隊に代わり、同国に駐留。今年5月末の時点で40カ国から1万3000人を超える兵士が参加している。
アフガニスタンではNATOの主導する任務や業務を標的にした武力攻撃が頻発している。22日にはNATOと請負契約を交わした業者らの車列を狙った自爆テロが発生し、米国人3人を含む少なくとも12人が死亡した。