インド洋で発見の残骸、不明マレーシア機と断定 仏検察

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7月に発見された航空機の残骸。不明機のものであることが確認された=Réunion 1ère

7月に発見された航空機の残骸。不明機のものであることが確認された=Réunion 1ère

(CNN) フランスの検察は3日、インド洋西部のフランス領レユニオン島で7月に見つかった航空機の残骸について、昨年3月に消息を絶ったマレーシア航空MH370便の機体の一部だったことを確認したと発表した。

検察によると、レユニオン島に漂着したフラッペロンと呼ばれる部品の残骸に刻印されていた製造番号を、部品を製造したスペイン企業の記録と照合した結果、MH370便の製造番号と一致することが判明。「レユニオン島で7月29日に発見されたフラッペロンは、MH370便のものだったと確信を持って断定できる」と判断した。

残骸は専門家チームが内視鏡を使って調べ、内部に3つの製造番号が刻印されているのを発見した。捜査員が3日にスペインのセビリアに出向き、製造番号のうち1つが、MH370便のフラッペロンの製造番号と一致していることを確認したという。

MH370便(ボーイング777型機)は昨年3月、乗員乗客239人を乗せてマレーシアから北京へ向かう途中で消息を絶った。今年7月になって残骸がレユニオン島に漂着。8月の時点でマレーシア首相は残骸がMH370便の機体の一部だったと断言していたが、フランスの検察は、確証を得るためにはさらに詳しく検証する必要があるとしていた。

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