ドイツ、難民80万人受け入れへ 負担の分かち合いも求める
ただ、ドイツ内務省は6日の声明で、このままのペースで難民を受け入れ続けることは不可能だと指摘。欧州のすべての国が結束して負担を分かち合うよう求め、「それが保証される場合のみ、ドイツは大量の難民支援への役割を果たし続けることができる」と強調した。
ドイツのシュタインマイヤー外相も5日の時点で、受け入れはあくまで例外的な措置だと強調していた。
ハンガリーとドイツの中間に位置するオーストリアのファイマン首相は6日、流入する難民の数を徐々に減らしたい意向を示し、「我々は窮状に置かれた1万2000人あまりを助けてきた。今度は段階的に、緊急対応から人道的かつ法にのっとった平時の対応に切り替えなければならない」と訴えた。
同国内務省によると、ハンガリーとの国境は6日も解放しており、満員のバスや列車の到着が続いているという。ただ、オーストリアでの難民認定申請者は数十人にとどまり、大半はドイツへの入国を希望している。