ロシア、シリア空爆を強化 英首相は標的を疑問視
キャメロン英首相は英BBCテレビとのインタビューで、ロシアが空爆している標的の大半はISIS支配下に入っていない地域だと指摘。
「ロシアがやっていることは殺人者アサド(大統領)の後押しであり、ロシアにとっても世界にとっても大きな間違いだ。地域がさらに不安定になり、過激化が進み、テロがはびこる結果を招くだろう」と述べた。
3日に演説したロシア軍幹部は情報機関からの報告として、ISISの司令部や弾薬庫、訓練キャンプを狙った攻撃の結果、メンバーらがパニックを起こして逃げ出し始めたと主張。外国人戦闘員ら約600人が持ち場を離れ、欧州へ逃れようとしているとの見方を示したうえで、ロシア軍は空爆をさらに強化すると表明した。