空港保安要員、旅行者バッグに銃弾忍ばせゆすり フィリピン

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(CNN) フィリピンの空港で、保安要員が旅行者のバッグに銃弾を忍び込ませ、それをネタに金をゆするという事件が続発している。

フィリピンでは許可なく銃器や銃弾を購入または保有することは違法だ。

警察は今年に入り、同様の事件を30件立件。マニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港によれば、この2週間に5件の事件が起きたという。

政府当局者はこの問題について調査中としている。大統領報道官は、各事件につながりはないと主張する。

ニノイ・アキノ国際空港は世界の空港ランキングで3年連続で世界ワーストワンとなったこともあるが、近年では評価を上げていた。

トラブルを予防する方法としては、布のバッグではなくハードケースを使うことや外側にポケットのあるバッグは避けること、バッグ全体をラップで覆うことなどが挙げられる。バッグの中身のチェックを求められたら、目撃者となる第三者や弁護士、空港の管理者の立ち会いを求めることも大切だ。

フィリピン民間航空協会の広報担当者は、荷物からけっして目を離さないことを勧める。たとえX線撮影機を通しているときでもだ。

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