ロンドン郊外の空港で避難騒ぎ、仏人男が銃所持の疑い
(CNN) ロンドン南郊のガトウィック空港で14日、銃を処分しようとしていたとみられるフランス人の男が拘束され、利用客らが一時避難する騒ぎがあった。
警察によると、前夜にパリで同時多発テロが起き、当局が警戒を強めるなかでの出来事だった。
同日午前9時30分頃、男が「不審物」を捨てていたとの目撃情報を受けて警察が出動した。
居合わせた旅行者の話によると、警察は同空港にある南北2つのターミナルのうち北ターミナルから利用者数百人を退去させ、建物から約100メートル離れた場所まで避難させた。
地元警察は声明で「私物と銃のような物を押収し、検査に回した」と発表した。
パリの南西約175キロに位置するバンドーム出身の男(41)がその場で逮捕された。チェックインや手荷物検査は済ませていなかったという。
警察幹部によると男は取り調べを受けているが、不審な行動を取った意図などはまだ判明していない。