米大統領、対ISIS戦略「正しい」 地上軍投入を否定
会見でのオバマ大統領は時に防戦を強いられ、また時には声を荒らげながら、こうした批判に反論した。先週、パリ同時多発テロの直前に「ISISの封じ込めに成功した」と述べていたことについては、「イラクとシリアでISISの支配地が昨年より縮小していることは確かだ」と説明した。
また「自分ならこうするという意見を主張したければ、具体的な計画を示してほしい。統合参謀本部の現議長や現場のスタッフより優れた顧問がいるというのなら会わせてほしいものだ」と述べた。
パリ同時テロを未然に防ぐことができたかという問題については、米国の情報機関から予兆を示す具体的な情報があったとは聞いていないと語った。一方で、フランスとは情報共有を促進するための新たな手順で合意したことを明らかにした。
オバマ大統領はトルコ滞在中の15日、ロシアのプーチン大統領と30分にわたって非公式に会談し、シリア情勢について意見を交換した。またサウジアラビアのサルマン国王や欧州の指導者らとも会談して、米国の対ISIS戦略への支持を確認した。